公募研究を募集いたします
2015.10.21
当研究領域の公募研究を募集いたします。
詳細は文部科学省のホームページをご確認ください。
以下、文部科学省ホームページより抜粋
21 生殖細胞のエピゲノムダイナミクスとその制御
領域略称名:生殖エピゲノム
領域番号:3502
設定期間:平成25年度~平成29年度
領域代表者:篠原 隆司
所属機関:京都大学大学院医学研究科
生殖細胞は親の遺伝情報を子孫に伝達する際に、そのエピジェネティック(後天的)な遺伝子制御の情報をリセットするという
体細胞には見られないユニークな性質を持つ。近年の研究で数多くのヒストン修飾酵素が同定され機能解析が行われたが、今後は
個々の因子の同定やその機能解析を超えた、時空間軸をふまえた4次元的な生殖細胞エピゲノムのダイナミクスを解析することが
必要である。
本領域では、哺乳動物の異なる分化段階の生殖細胞におけるエピゲノム生成、維持及びリプログラミングを規定する法則を分子
レベルで理解することを目標とする。さらに、生殖細胞の発生能力やエピゲノムの乱れによる遺伝子発現異常をエピゲノム操作に
より正常化・機能改善する技術の開発をもう一つの目標として掲げる。
研究項目A01 では生殖細胞が形成されてから最終的に配偶子になるまでのエピゲノム形成、A02 では出来上がった配偶子の融合
による受精と初期胚におけるエピゲノム変化、A03 ではエピゲノム解析・操作技術の開発に関わる研究を対象とする。
研究対象は哺乳類に限定しないが、得られる成果が哺乳動物の研究にフィードバックできる研究であることが望ましい。また、
エピゲノムについての視点は重要であるが、生殖細胞についての優れた研究であれば、必ずしもエピゲノム研究の視点を必要とす
るものではない。特に、領域において共同研究を積極的に推進する提案や、若手研究者による挑戦的な研究の提案を歓迎する。
(研究項目)
A01 生殖細胞の発生から配偶子形成に至るまでのエピゲノム形成
A02 受精・初期胚におけるエピゲノム変化
A03 エピゲノム解析・制御技術