ホーム > 若手勉強会2013ベストプレゼン賞受賞 畑中勇輝さん感想

2013年11月14日から15日にかけて、大阪大学微生物病研究所にて開催された「生殖エピゲノム若手勉強会2013」に参加させて頂きました。本学術領域主催としては第一回目となる若手勉強会ですが、私自身も今年からポスドクとして本学術領域班員の小倉淳郎先生の研究室に入ったため、初めての若手勉強会となりました。まず、生殖細胞研究において世界を牽引している先生方が集結し、その研究を担う若手研究の会に参加できたことにとても光栄に思うのと同時に、最先端の研究を私と同世代の研究者が行い成果発表することに本当に良い刺激となりました。私の発表は「エピゲノム変化がダイナミックに引き起こされる受精卵における特定の因子の機能解析」で基礎的な内容でしたが質疑応答では白熱したものとなりました。特に多能性細胞など応用研究に関する質問などもあり、私自身、この研究を通じてエピゲノム制御機構を解明し、応用的な研究に繋げていきたいと考えているのでとても有意義な時間となりました。

また、若手育成支援企画として松居靖久先生、相賀裕美子先生が、我々若手に「研究のコンパス」と「生殖細胞研究への長い道」という題目で、ご自身の研究生活をもとにご講演下さいました。それぞれのご講演の中で松居先生、相賀先生ともに共通したのは、たとえ研究環境は変わっても自分の考える研究信念をもってそれを貫かれているところでした。私はその研究者としての姿勢に非常に感銘を受けました。我々若手は大学院で学位取得後、ポスドク生活をいくつかの研究室でそれぞれの異なる研究を行っていきますが、そこで研究内容が違っても、自分の研究に対する信念を見つけることがとても重要であることを学びました。夜の懇親会では、豪華なお食事とお酒を肴に、先生方や若手研究者が研究のディスカッションや雑談で盛り上がり、研究知識の共有ばかりでなくより深い交流が出来とても有意義な時間を過ごすことができました。

約1日間の本勉強会でしたが非常に充実した時間を過ごすことが出来ました。研究発表では錚々たる先生方の前で発表でき意見がもらえる絶好の機会であり、さらにベストプレゼン賞まで頂くことができ、現在進めている研究により一層精進していきたく思います。このような場を企画して下さった領域代表者の篠原隆司先生をはじめ、オーガナイズして下さりました伊川正人先生、藤原祥高先生、伊川研究室の皆様に心より感謝申し上げます。

理化学研究所 バイオリソースセンター遺伝工学基盤技術室
特別研究員 畑中勇輝

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